学校生活

2017年9月の記事一覧

分子量・式量。

   鳴門教育大学教職大学院に派遣研修中の富永教諭が,看護科3年の「化学基礎」で授業実践を行いました。単元名は「分子量・式量」で,学習目標は,分子量と式量について理解するというものです。
 分子量と式量についての講義に続き,提示された課題についてまず自分で考え,その後に4人1組のグループで話し合い,教え合いながら取り組みました。まとめに小テストを実施し隣の生徒同士で答え合わせをしました。
 3年生も文化祭の準備は順調に進んでいるようです。文化祭は10月7日(土),あと8日です。

 

内分泌系とホルモン。

  昨日,鳴門教育大学教職大学院に派遣研修中の富永教諭が,看護科2年の「生物基礎」で授業実践を行いました。単元名は「内分泌系とホルモン」で,学習目標は,内分泌系の仕組みを理解する,内分泌腺とホルモンの種類について理解するというものです。生物の授業ですが,内容的には看護専門科目の内容とも大きく重なる分野です。
 授業の途中からは,隣り合う2人がペアとなり,交互に問題を出し合うことによって知識の整理を図ったり,10分間の確認小テストを行ったり,最後にはこの時間の振り返りシートを記入したりと,終始生徒たちを飽きさせない工夫がなされていました。
 勿論,生徒たちはいつものように,真面目に楽しく授業を受けていました。文化祭の準備も順調に進んでいるようです。

 

授業実践がありました。

 鳴門教育大学教職大学院で研修中の富永教諭が看護科2年で授業実践を行いました。今回は,構成的エンカウンターグループの手法を用いて,「クラスメートと話し合い,協力し合うことで新たな学びが得られることに気づく」ことを目標に授業が展開されました。     
 4人1組でグループを作り,「食べ物の里」というゲーム形式の課題に取り組みました。グループ内で自分の考えをしっかりと説明することができる,他者の意見にしっかりと耳を傾けることができる,全員で協力して,全員が活動に積極的に参加することができる,自分の考えをしっかりと文章で表現することができる,ということに留意しながら,生徒は本当に楽しそうに授業を受けていました。
 今日も昨日同様,秋晴れの良いお天気です。昨日ほどは暑くなく,時折,職員室を爽やかな風が吹き抜けていきます。ゴーヤーの収穫をしました。これが今年最後の羽ノ浦校での収穫になると思います。

 

今日の新聞記事より。

  今日の徳島新聞に,「認知症サポーター急増」という記事が載っていました。2013年度には全国最少であった県内の認知症サポーターの人数が,2016年度末には3.5倍に増加し,この増加率は3年連続で全国1位であったというものです。先日の厚生労働省発表の「国民健康・栄養調査」では,現在,65歳以上の国民の7人に1人が認知症であり,その割合は今後も増加し続けるとの報告が出ていましたが,本当に,認知症患者とその家族を社会全体で支えることが喫緊の課題となっています。本県で認知症サポーターが急増した背景には,その少なさに危機感を持った県が各市町村と連携し,事業所や学校などに対して養成講座の開催を強く呼びかけたことに,事業所や学校が積極的に協力したことが大きな理由の1つであるとのことです。
 また,もう1つ注目したのは,「広島原爆資料館入館者,7千万人到達」という記事です。7千万人目の入館者は滋賀県在住の方で,何とその方の誕生日は8月6日だそうで,「絆を感じる。展示を見て改めて戦争はいけないとかみしめたい」と語ったそうです。資料館は1955(昭和30)年に開館し,79年度から毎年100万人以上が訪れるようになり,アメリカのオバマ前大統領の訪問以来,外国人の入館が増加したそうです。
 これは余談ですが,1959年にはキューバ革命直後のチェ・ゲバラも訪れています。今日は,気温が高めでしたが,秋晴れ,快晴の1日でした。明日は彼岸の明けです。

 

今日の新聞記事より。

  今日の徳島新聞に,2016年度に実施された厚生労働省の「国民健康・栄養調査」の結果が掲載されていました。
 1つ目は,糖尿病が強く疑われる成人男女が約1千万人に上り,糖尿病予備軍とされる人も約1千万人であるということです。2つ目は,徳島県民の野菜摂取量が大幅に改善し,成人男性は全国8位,成人女性は同3位となり,「とくしま野菜週間」の設定など,県を挙げての活動の効果が現れてきたということです。3つ目は,男性喫煙率が徳島県は約26%で,全国で5番目に低いということです。
 糖尿病患者とその予備軍が国民全体の6分の1近くに及んでいることに驚かされますが,衆知のごとく,徳島県は糖尿病罹患率がきわめて高いという事実があります。また,野菜摂取量が大幅に増えたといっても,男女とも,1日摂取目標量である350gにはまだ40g程度足らないようです。そして,喫煙率が低いのは素晴らしいことですが,もっともっと低く,限りなく0%に近づけていかなければならないと思います。
 いずれの記事もが,看護科高校である羽ノ浦校の生徒・学生にとっては無視できない重要なものであると考えます。
           看護科教育の基本教材である人体模型
             

彼岸に入りました。

  昨日,9月20日は彼岸の入りでした。『広辞苑』によると彼岸会の略で,春分・秋分の日を中日として,その前後7日間,とのことです。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが,ここ数日,随分と涼しくなり,学校でもエアコンを使用しない日が多くなりました。
 ところで,今日,9月21日から30日まで「秋の全国交通安全運動」です。羽ノ浦校でも,昨日から,生徒会役員とホームルーム生活委員の協力のもと,街頭指導・通学指導を行っています。
 また,今日9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。そして,今日から10月20日までは「認知症 対策普及・啓発推進月間」です。今日の徳島新聞によると,日本では,65歳以上の7人に1人が認知症で,認知症が原因と考えられる行方不明者が全国で15,000人を超えており,最近は,65歳未満の働き盛り(平均51歳)で発症する「若年性認知症」患者も増えてきているとのことです。
 交通事故による死傷者を大幅に減らすとともに,認知症の予防・早期発見・早期治療・早期支援が可能となる社会をめざしたいものです。

台風一過です。

 台風18号が過ぎていきました。九州,四国,中国,近畿,北陸地方各地に行方不明者や河川の氾濫,土砂崩れ,家屋の浸水等の大きな被害が出ているようです。そして,現在も北上を続け,まもなく北海道南部に上陸するようです。
 羽ノ浦校ではいつもの大雨時に恒例の雨漏り以外は特別の被害はありませんでした。今朝も8時にはバレーボール部員が登校し,体育館に風を入れ練習準備を始めています。台風一過の蒼空が広がっています。今日は「敬老の日」です。高齢者が経済的に安心して生活できる,平和で豊かな社会が作られることを望みます。

 

台風18号が最接近中です。

  絵文字:大雨 台風18号は午後5時頃,高知県宿毛市付近に再上陸したそうです。羽ノ浦校周辺では,昨夜10時頃に雨が止み,今日の午後3時頃まで雨は全く降らず風もそよ風程度の状態が続いていましたが,午後4時頃から突然風雨が強まりました。そして,午後5時頃からは暴風雨状態が続いています。
 
絵文字:雷 気象情報では,大雨については今夜いっぱい,暴風については明日未明頃まで警戒が必要とのことです。生徒・学生の皆さんの家に,そして学校にも被害が出ないことを願うばかりです。

 

台風18号が接近しています。

  絵文字:大雨 大型で強い勢力の台風18号が接近しています。現在の気象情報では,明日17日(日)の午後が徳島県への最接近と見られているようです。早朝に九州に上陸した後,四国の北側を北東進していくような予報です。とにかく,今夜遅くから明日1日は大雨と暴風に最大限の警戒が必要とのことです。
  絵文字:雷 羽ノ浦校の生徒・学生の皆さんは,今日・明日は不要不急の外出は控えて,しっかりと自宅学習と家事手伝いに励んでください。くれぐれも川や池,用水路など危険な場所には近寄らないよう注意してください。

訪問看護についての特別講義。

  今日,専攻科1年(羽ノ浦校4年)の授業で,訪問看護についての特別講義を実施しました。講師としておいでいただいたのは,公益社団法人徳島県看護協会 訪問看護ステーション阿南 所長でいらっしゃいます 岩佐 久美 先生です。
 現在,国の方針として病院から在宅へという流れが強まっているにもかかわらず,就業している看護職員のうち訪問看護ステーションに就業しているのは僅か2パーセント程度であるというお話から始まり,御自身が訪問看護師の道を選ばれた経緯,訪問看護師の仕事内容,その大変さとそれ以上の喜び等について,現在進行中の豊富な実体験に基づいて分かり易く御講義くださいました。
 お話を伺い,先生が仰られた「訪問看護は在宅医療の鍵」,「地域が活躍の場」ということがよく理解できました。お忙しい中,本当にありがとうございました。

 

9月13日の夕焼け空。

 早,9月も半ばとなりました。毎日が,夏と秋のせめぎ合いのようです。秋雨前線の影響で本降りとなり涼しくなったかと思うと,翌日には梅雨時のような蒸し暑さが戻って来たり,夜になり虫の音が騒がしくなったと思うと,次の日には蝉の鳴き声が聞こえてきたり,彼岸花が咲き始めたなと思うと,朝顔が大輪を開かせていたり,といった様子です。
 今日,久しぶりに美しい夕焼け空が見られました。羽ノ浦校の校舎も夕陽に照らされ茜色に染められていました。看護科3年生の臨地実習もあと1週間です。専攻科2年生では看護研究発表が続いています。21日(木)からは専攻科1年生の臨地実習が始まります。皆さんしっかり頑張ってください。全教職員が応援しています。

 

専攻科2年生看護研究発表会。

 先週の8日(金)から専攻科2年生の看護研究発表会が始まりました。学生たちは病院臨地実習の体験を基に,自ら研究テーマを決めて,夏季休業前から研究活動を開始しました。自分の力で様々な文献を調べるとともに,担当教員の指導を繰り返し受けながら,夏季休業中も自主登校をし,立派な『看護研究抄録』とプレゼンテーション用のスライドを作り上げました。
 1人当たり約15分の持ち時間で,パソコン操作をしながらスライドを繰り続け,淀みなく説明をしていく姿は,本当に見事というしかありません。発表の後には質疑応答の時間がとられ,一度に何人もの挙手があり,専門的な用語が飛び交う活発な意見交換がなされていました。発表2日目の今日は,看護科3年生も出席し,先輩たちの素晴らしい研究発表に聴き入っていました。この発表会は明日以降も続けられます。

  

9月9日です。

   今日は9月9日、重陽の節句、菊の節句です。陽数である奇数のうち最大の9が重なるので「重陽」なのだそうです。昔は、他の節句、桃の節句や端午の節句などよりも盛大に祝ったそうです。今はすっかり影が薄くなっていますが、これから各地で菊祭りが開かれることでしょう。
    二十四節気の「白露」も過ぎた新涼にも関わらず、羽ノ浦校では朝顔が満開です。葉の黄ばみ始めた緑のカーテンの中で、毎朝可憐に咲き誇っています。
    ところで、今日は、「救急の日」でもあり、算数の「九九の日」でもあります。そして、あらゆるメディアで盛んに報じられているように、北朝鮮の69回目の建国記念日です。唯々、最悪の事態、有事の起こらないことを祈るばかりです。

 

「災害時母子支援研修会」を実施しました。

    今日,徳島県南部総合県民局保健福祉環境部の主催で,羽ノ浦校講義室を会場に,「平成29年度南部圏域災害時母子支援研修会」が実施されました。主催者のほか,市町の防災関係担当者,病院等医療施設の防災担当者,徳島大学関係者,助産師・保健師の皆様,地域の自主防災クラブの皆様,羽ノ浦校専攻科2年生・教員等,約80名が参加する盛会となりました。
 研修は,南部県民局からの状況報告「南部圏域を取り巻く母子・災害支援の状況」,地域の取組(羽ノ浦校,自主防災グループ,徳島大学),基調講演(神奈川県立保健福祉大学 吉田穂波 先生)に続き,約1時間半にわたってグループワークが行われました。グループワークのテーマは「災害発生時に必要な支援を考える」というもので,参加者が10グループに分かれて,次々に投げかけられる課題に対して討議を行い,意見を発表し合いました。校内外の幅広い年齢層・多様な職種の人たちがグループを混成し,驚くほど活発な議論が繰り広げられました。 
 羽ノ浦校の学生・教員にとっても,容易には得られない貴重な素晴らしい体験となりました。関係の皆様,大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

今日の新聞記事より。

  今日の徳島新聞朝刊に「マダニ感染症 患者急増」という大きな記事が社会面に載っていました。内容は,マダニが媒介する感染症である「日本紅斑熱」や「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者が全国的に急増していること,徳島県でも7月に高齢の女性がSFTSで亡くなられたこと,感染を防ぐために,マダニに刺されないために野山で活動する際の注意事項,もし刺された時の対処法,早めに受診することの大切さ等がまとめられていました。この記事でアドバイスをされている医師,阿南市の馬原文彦先生は日本紅斑熱の発見者であり,マダニ感染症研究の第一人者でいらっしゃいます。そして,先生は羽ノ浦校で専攻科の「感染症」の講義を担当してくださっています。学生たちは,これらの病気について,先生の授業でしっかりと学び,理解を深めるに違いありません。
 ところで,今朝,盛りを過ぎたゴーヤーのカーテン(緑のカーテン)で一匹のカマキリを見つけました。さほど大きくはありませんが,近づいてカメラを向けても微動だにせず,威風を感じさせるものでした。

 

久しぶりの雨降りです。

  最近,朝夕随分と涼しくなってきたように感じられます。明後日は二十四節気の一つ「白露」です。広辞苑によると「太陽の黄経が165度の時。秋分前の15日,すなわち太陽暦の9月8日頃に当り,この頃から秋気がようやく加わる。」とのことです。今年は1日ずれて7日が白露にあたります。
 8月の後半,ほとんど降雨がなかったように思いますが,今日は昼前から小雨が降り続いています。いよいよ秋雨シーズンの到来でしょうか。羽ノ浦校周辺では半月ほど前にはほとんど稲刈りも終わっています。大雨でなく,この程度の雨なら良いお湿り,涼しくなって歓迎するところかもしれません。
 ところで,看護科は本来,火曜日・木曜日の放課後は補習授業ですが,学校祭までは補習授業は中止し,準備作業に充てることになっています。学校祭は10月7日(土)が文化祭・8日(日)が体育祭です。ただ,3年生は9月20日までは看護臨地実習が実施されています。

 

酸化還元反応

  鳴門教育大学教職大学院に派遣研修中の富永教諭が,専攻科1年で授業実践を行いました。単元名は「酸化還元反応」で,学習目標は「酸化・還元について,酸素,水素,電子の授受による定義について理解する。また,酸化剤・還元剤についても理解する。」というものです。
 9月1日に授業が再開されたばかりですが,難しい内容にも,学生たちはいつものように真剣な眼差しで富永教諭の話に聴き入っていました。ただ,来週が最後の授業となり,テストを実施すると発表された瞬間には,さざ波を超える程度の動揺が走りました。来週のテスト,しっかり頑張ってほしいものです。

 

新学期が始まりました。

 今日から看護科の第2学期が始まりました。朝8時50分から,看護科の始業式と専攻科の夏季休業明け集会を行いました。校長先生の訓話に続き,元気に校歌を斉唱しました。長い夏季休業が終わり,全員元気に登校できるか少し心配していましたが,欠席者1名,遅刻者無しという素晴らしい状況でした。
 看護科では2時間のホームルーム活動を設け,10月実施の学校祭へ向けての話し合いを行いました。専攻科は今日から90分×4時限授業が行われました。医師講師の先生の授業もありましたが,一生懸命授業を受けていたとのお言葉を頂きました。
 ところで,今日9月1日は「防災の日」です。全国各地で防災訓練が行われたことがニュースで報じられていました。また,78年前の今日,ドイツ軍が隣国ポーランドに電撃的侵攻を開始し,第2次世界大戦が始まりました。大地震も御免ですし,戦争もまっぴら御免です。とにかく,命より大切なものはないという当たり前のことを考えさせられる1日です。